2014年03月25日

はるかな境地

 ユトリロの「パリ郊外」と佐伯祐三の「パリ街景」。2枚の絵は、同じパリを描きながら、タッチが全く違います。そこには、「見る」ことに生涯をかけた2人が、それぞれたどり着いた“はるかな境地”があると、詩人の内田良介さんが書いていました。
日常の中に真実を見るには――「眼前の事象に、常に自分の知っている以上の価値を見ようとする強い信念から始まる」と。

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