2013年11月26日

声は言葉

 「生命は力なり。力は声なり。声は言葉なり。新しき言葉はすなはち新しき生涯なり」。これは『藤村詩集』序文の有名な一節です。同じ声、同じ言葉でも、相手の心に入る深さは、それを発した人の思いによって変わってきます。力を持った声や言葉は、聞く人の人生をも変えていきます。
 日蓮大聖人は仰せです。「南無妙法蓮華経は師子吼の如し」(御書1124ページ)、「声仏事を為す」(同708ページ)と。対話の中身は大切ですが、さらに大事なのは、信仰の喜びを分かち合いたい思いがあるかどうか。その一念の力が、声となり言葉となり、友の心を揺さぶるのです。

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