2013年11月14日
青年の情熱
設計事務所を開設したものの、仕事の依頼はなし。それでも、夢いっぱいの青年に悲愴感はなかった。腕を磨こうと、仕事を受けたつもりで図面を引く。そうめんで模型を作っては壊し、ゆでて食をつないだ。この青年はのちの世界的建築家・黒川紀章氏の青春期です。氏が『わたしの失敗』(産経新聞出版)につづる苦闘の日々は、失敗などではなく、未来に飛翔するための負けじ魂を培う軌跡だったに違いありません。
黒川氏が初期に手がけた公共建築物の寒河江市役所(山形県)。入り口に、岡本太郎氏が制作した照明がつるされています。これは、予算がないのに、大胆にも依頼してきた青年建築家の情熱に心打たれた大芸術家が快諾したのだという。青年の情熱に勝る変革の力はないですね。
黒川氏が初期に手がけた公共建築物の寒河江市役所(山形県)。入り口に、岡本太郎氏が制作した照明がつるされています。これは、予算がないのに、大胆にも依頼してきた青年建築家の情熱に心打たれた大芸術家が快諾したのだという。青年の情熱に勝る変革の力はないですね。
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