2013年08月13日
鉄腕アトム
61年前、手塚治虫氏は漫画「鉄腕アトム」の連載を始めました。10万馬力の少年ロボットの活躍は、多くの子どもを夢中にさせました。だが、アトムのエネルギー源は原子力なのです。妹はウランという名前です。さらに、コバルトという友人もいました。いずれも放射性元素の名です。広島、長崎が被爆して間もない頃の時代に放射性元素の名を使用しました。そこに、どんな意図があったのでしょうか。
手塚氏は「〝生命の尊厳〟を常にテーマに」描いたと述べています(『ガラスの地球を救え』光文社刊)。だから作品の中で、ロボットのアトムに心を持たせ、よく悩ませたとも述べています。そうした背景を考えると、対人関係、善悪の葛藤……。そこから“心なき科学の暴走を許すな”とのメッセージが読みとれます。
手塚氏は「〝生命の尊厳〟を常にテーマに」描いたと述べています(『ガラスの地球を救え』光文社刊)。だから作品の中で、ロボットのアトムに心を持たせ、よく悩ませたとも述べています。そうした背景を考えると、対人関係、善悪の葛藤……。そこから“心なき科学の暴走を許すな”とのメッセージが読みとれます。
この記事へのトラックバックURL
http://asunimukatuye.mediacat-blog.jp/t93028