2012年11月19日

東日本国際大学の石井英朗学長の話

 福島県いわき市にある東日本国際大学の石井英朗学長の話です。昨年の3月12日、同大学から直線距離で30キロ余にある福島第1原発で爆発事故が起きました。約130人の留学生は異国で遭遇した大惨事に動揺しました。無理もありません。彼らの不安を取り除きたいと、学長は避難先の確保に奔走しました。だが、文化や生活習慣の違う外国人を一手に受け入れてくれるところは中々見つかりませんでした。
 しかし、学長の苦悩を知った創価大学が即座に受け入れを表明。14日早朝、福島県を出発したバスは14時間をかけ東京・八王子にある創価大学に到着しました。そこで待っていたのは、不安と疲労に打ちひしがれた彼らを、教職員らが総出で迎えたのです。その後、創価大学から母国で無事を祈る家族に連絡できるよう国際電話が提供されました。1本の電話が、海の向こうの家族をどれほど安心させたことでしょう。
 「英知を磨くは何のため 君よ それを忘るるな」とは、創価大学のブロンズ像に刻まれる創立者の文です。「何のため」――その答えは、ただ「民衆の幸福のため」です。人の痛みに同苦し、どうすれば、目の前の悩める人に手を差し伸べられるか。常に考え、心を砕き、行動で表す。これが、82年前の源流から流れ通う「創価の心」なのです。

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