2012年11月18日

やってみなはれ

 世界初の「青いバラ」が発売されています。バラには元来、青い色素を作る能力がありません。英語で「青いバラ」は「あり得ないもの」を意味し、“不可能の代名詞”とされてきました。しかし、長年研究を重ねたサントリーが、パンジーの遺伝子を組み込むことで開発に成功したのです。
 「やってみなはれ。やってみな、わかりまへんやろ」。これがサントリー創業者の口癖だったそうです。同社の鳥井信吾・代表取締役副社長は、この言葉について「まず、やってみる。やってみれば、初めて分かることがあるはず」「分かったことを経験にして、次のステップに進んで行く、ということ」と解説しています(『トップが語る現代経営』創価大学出版会)
 失敗を恐れず「挑戦の一歩」を踏み出す勇気。成功も挫折も糧に、次なる「前進の一歩」を重ねる勇気。この“やってみなはれ”精神が世界初の「青いバラ」発売の夢を花開かせました。

青いバラ http://www.suntory.co.jp/company/research/hightech/blue-rose/index.html

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