2012年10月31日

人間の鼻

 田で籾殻を焼く煙、キンモクセイの花……その香りは、毎年、秋の深まりを気付かせてくれます。"春夏秋冬"折々に、その季節ならではの香りがあります。目だけでなく、耳や口や鼻と、“四季を感じる窓”が増えれば、生活はもっと彩り豊かになるに違いありません。
 香りがある物質はなんと、数千種類が知られています。それらが組み合わさると、香りの種類は無限に近いものです。人間の鼻は、そのうち実に1万から1万5千種類を識別できるという(三枝敏郎著『花の香り事典』透土社)すごいですね。

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