2012年10月16日
母を思う時
『三人の宇宙飛行士』という絵本があります(ウンベルト・エーコ著、海都洋子訳、阪急コミュニケーションズ刊)。内容は、アメリカとロシアと中国が、同時に火星へロケットを打ち上げました。各国の飛行士は到着後、お互いを「信用できないやつ」と毛嫌いしていました。
しかし、夜になると事態が変わってきます。暗黒の宇宙に浮かぶ地球を見て、彼らはホームシックになり、「お母さん」とそれぞれの言葉でつぶやきました。これを境にアメリカとロシアと中国の飛行士は、いっぺんに仲良くなり、その後、団結して困難に立ち向かっていった、と。
全ての人に共通の事実――それは母から生まれたということ。母を思う時、人は優しくなれる。そして強くなれます。
しかし、夜になると事態が変わってきます。暗黒の宇宙に浮かぶ地球を見て、彼らはホームシックになり、「お母さん」とそれぞれの言葉でつぶやきました。これを境にアメリカとロシアと中国の飛行士は、いっぺんに仲良くなり、その後、団結して困難に立ち向かっていった、と。
全ての人に共通の事実――それは母から生まれたということ。母を思う時、人は優しくなれる。そして強くなれます。
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