2012年01月17日

辛苦して学問を成し遂げる

 今年も大学入試センター試験が実施され、いよいよ受験シーズンの本番を迎えました。この季節、受験生にとっては気の抜けない日が続きます。辛苦して学問を成し遂げる「蛍雪の功」を信じて、受験生の皆さんには、全力を尽くして目標を勝ち取ってもらいたいものです。

 「灯は尽き、目も朦朧(もうろう)とし、眠りを欲す。しかし、一行一字を尚も学びたい」。これは、香港中文大学の饒宗頤(じょう そうい)終身主任教授の詩の一節です。これを詠んだ時は饒氏が16、17歳の頃とだそうです。青春時代、饒氏が、いかに寝る間を惜しんで勉強に励んでいたか、その心情が見事に表現されています。
 饒氏は書画家、詩人として知られ、仏教学、儒学、敦煌学などを究めた碩学です。中国学術界の最高峰「国学大師」として仰がれ、「東洋のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と称されるのは、この青春時代の努力と鍛えがあればこそ、でしょう。

 蛍雪の功
http://www3.kcn.ne.jp/~jarry/koji/kj026.html


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