2011年12月15日

 “顔がない”“顔が見えない”といわれる今の社会。政治家には、国民の顔が見えていません。そして、ネット上には“顔の見えない暴言”が氾濫しています。互いの<顔>が見えないところに、不幸と悲劇は生れます。

 哲学者E・レヴィナスが指摘したように、他者性のシンボルは<顔>でr(『全体性と無限』岩波文庫)。<顔>が浮かぶ。それは人権意識の表れです。<顔>を忘れたとき、自らの心の中で相手は“モノ”と化しています。


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