2011年11月15日

ティッピング・ポイント

 「ティッピング・ポイント」という言葉があります。日本語に直すと、小さな変化の積み重ねにより、すべてが一気に変化する「劇的な瞬間」のことだそうです。

 数学者の藤原正彦氏が、小学6年生の算数の授業を依頼された折のこと。「ティッピング・ポイント」の実験をしました。氏は生徒に問いかけました。厚さ0・1ミリの新聞紙を半分に折る。その新聞紙を再び半分に折る。何回も続けると、どのくらいの高さになるか?(『この国のけじめ』)と。

 一瞬、たいした数字にはならないと思ってしまうのですが、実際に計算してみると、26回目で富士山の高さをはるかに超えてしまうそうです。なんと、42回目には、地球と月の距離を超えるたかさになるそうです。わずかな変化であったとしても、その連続は、やがて大きな結果へと結びつきます。納得!!

 


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