2019年01月27日

徳のある人物

 中国のことわざに「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」とあります。これは司馬遷が、前漢時代の武将・李広を評して使った言葉です。
 桃や李は何も言わないが、その花の美しさや果実に引かれて人が集まり、自然と木の下に道ができる、との意味です。李広は口下手だったそうです。だが人柄は勇敢で無私無欲。温かく、部下思い。皆が李広を愛し、喜んで共に戦ったといわれています。多くを語らずとも、徳のある人物のもとに自然と人が集まることは、古今に変わらぬ真理ですね。

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