2018年09月19日

本当の美は「強いもの」

 本当の美は「強いもの」――と、能楽シテ方喜多流の香川靖嗣さんが語ります。「軟弱から、人の心を打つものは何も出てこない。人の心を打つのは、計算ではありません」と。
 能役者は、時に数十キロの重さの装束を着けて、悠然と舞い続けなければならない。また“私生活=舞台”と捉え、日常の心の持ち方や振る舞いまで厳しく律するという。日本が世界に誇る伝統芸能の美しさは、不断の鍛えを基に生み出されるのです。

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