2018年04月20日

心の復興につながる仕事

 東日本大震災の被災地で、古文書や文化財の保全に取り組む歴史家たちがいます。その集大成である『よみがえるふるさとの歴史』全12巻(蕃山房発行)が好評を博しているそうです。
 これは、失われた郷土の歴史を“文章の力”で取り戻す試みで、第2巻では、約400年前に東北を襲った慶長奥州地震津波からの復興を特集。塩害で農業が困難になった地にあって、逆転の発想で製塩事業を推し進め、沿岸部を活性化した事例が紹介されています。
 プロジェクトの中心者で歴史家の平川新宮城学院女子大学学長は、先人の挑戦をよみがえらせる意義について「心の復興につながる仕事」と力を込めています。

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