2017年05月28日
根気強い励まし
絵本に、コップにまつわる話があります。『ちょっとだけ』(福音館書店)という絵本の主人公は、小さな女の子。ママは赤ん坊の世話で忙しく、彼女は何でも一人でします。パジャマに着替えたり、髪の毛を結んだり。いろいろやってみて、ちょっとだけうまくいく。そんな彼女が牛乳をこぼしながら、ちょっとだけコップに注ぐことができました。
3歳の男の子がこの話を聞いて「うわぁすごいね」と喜んだそうです。母親ははっとしました。“私なら息子を怒っていたかもしれない。コップに入れられた牛乳には目を止めずに”(柳田邦男著『生きる力、絵本の力』岩波書店)
失敗の中に、少しずつ成功を積み重ねることで、人間は成長します。あらを指摘するのはたやすいですが、それでは人のやる気は出ません。「君ならできる!」「やってみようよ」――この根気強い励ましを栄養に、人は伸びていくのですね。
3歳の男の子がこの話を聞いて「うわぁすごいね」と喜んだそうです。母親ははっとしました。“私なら息子を怒っていたかもしれない。コップに入れられた牛乳には目を止めずに”(柳田邦男著『生きる力、絵本の力』岩波書店)
失敗の中に、少しずつ成功を積み重ねることで、人間は成長します。あらを指摘するのはたやすいですが、それでは人のやる気は出ません。「君ならできる!」「やってみようよ」――この根気強い励ましを栄養に、人は伸びていくのですね。
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