2016年09月20日

いぶし銀

 棋士・羽生善治さんが好んで使う将棋の駒は、「銀」だそうです。「つなぎの糊のような働き」が自分の棋風にあっている、と。さまざまな局面で、他の駒を生かす存在という意味でしょう。それは「縁の下の力持ち」の役割にも似ています。
 「いぶし銀」という言葉を連想します。渋くて味わいのあるものの例えで、芸能やスポーツ界などのベテランを称することが多い。華やかさはなくとも、その確かな実力で、欠かせない存在として光るのです。

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