2016年08月18日

個性的な走り

 リオで日本選手のメダルラッシュです。女子100メートルと200メートルの日本記録保持者・福島千里選手は残念な結果に終わりましたが、滑るようにトラックを駆ける個性的な走りは印象的でした。
 指導する中村宏之監督の方針は“型にはめない”。人間はDNAも骨格も違う。だから、走るフォームも違って当然。選 手に合ったものを引き出すのが指導者の力という。練習内容もユニーク。例えば、冬にも脚を速く動かす。これは、速度を緩めて長い距離を走る、日本の冬季練 習の常識を覆した。今や寒さの厳しい北の大地からも、強い選手が育つ(『日本人が五輪100mの決勝に立つ日』日文新書)
 既成観念や常識の枠にとらわれ ない。そこから、思ってもみない変化がもたらされることがある。時代を動かす大きな流れも、時として柔軟な思考から生まれた発想がつくり出すのです。

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