2016年02月23日
草莽崛起
幕末の志士たちに影響を与えた吉田松陰には、「草莽崛起」という思想がありました。草むら(草莽)のようにどこにでもいる庶民が、決然と立ち上がる(崛起)。「名もない庶民の決起、いまやそれだけしかない」(奈良本辰也・真田幸隆訳編『吉田松陰』角川文庫)との訴えは、高杉晋作の奇兵隊などに受け継がれ、維新の思想的潮流になったのです。
この発想の淵源は日蓮大聖人にあると、松陰は述べています。「思いついた理由は、日蓮は鎌倉幕府の威勢が盛んなときに、よくその教えを天下に広めたが、幕府の執権北条時頼はその権力をもってしても、日蓮を制することができなかった、というところにある」「苦労に苦労を重ねながら事を行なうのは、大いに尊敬すべきことである。肝心なのはここである」(同)と。
この発想の淵源は日蓮大聖人にあると、松陰は述べています。「思いついた理由は、日蓮は鎌倉幕府の威勢が盛んなときに、よくその教えを天下に広めたが、幕府の執権北条時頼はその権力をもってしても、日蓮を制することができなかった、というところにある」「苦労に苦労を重ねながら事を行なうのは、大いに尊敬すべきことである。肝心なのはここである」(同)と。
この記事へのトラックバックURL
http://asunimukatuye.mediacat-blog.jp/t115063