2016年02月05日

さっぽろ雪まつり

 主役は、5トントラックで6500台分の雪。それを見に来る人は、1週間で240万人。世界屈指の冬の祭典「さっぽろ雪まつり」が今年も開幕します。
 第1回は65年前。地元の中・高校生が六つの雪像を作ったのが始まりでした。設置場所は、それまで雪捨て場となっていた公園。若者らの斬新なアイデアと尽力により、誰も見向きもしなかった場所が、市民の喝采に包まれたのです。
 雪まつりには「利雪」「活雪」「親雪」などの理念があるそうです。交通障害を引き起こすなど、“厄介者”となる雪を利用し、活かし、親しみながら、長く厳しい冬を前向きに楽しもう――こうしたたくましい知恵が、世界中の人々の共感を呼ぶのかもしれないですね。

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