2015年04月25日

気取りがありません

 一線級で活躍するベテランには、おしなべて気取りがありません。淡々としてみえる。“成功したい”“認められたい”という「他者の目」を基準とした自己評価を卒業し、“もっと上達したい”“楽しみたい”という内面的価値を動機付けにしているからでしよう。
 『徒然草』に「万の事、外に向きて求むべからず。ただ、ここもと(自分の手もと)を正しくすべし」(第171段)とあります。目下の課題を見つめ、自分の信じた道をひたすらに、真剣に貫く。その姿がそのまま、他者への励ましとなることを忘れないようにしたいものです。

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