2015年01月31日

腹立たずの会

 昨年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で脚光を浴びている黒田家では代々、藩政を協議する「異見会」を開いていました。別名は「腹立たずの会」。どんな意見にも“腹を立ててはならない”というおきてがあったからです。
 会にはさらに、いくつかの鉄則がありました。出席者の身分は問わない。何を言ってもいい。しかし個人的な攻撃は禁止する、など。この「腹立たずの会」で結束が強まり、「黒田家が幕末まで存続できた」といわれている(童門冬二著『参謀は名を秘す』日経ビジネス人文庫)

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