2014年10月14日

和製ライアン

 史上初めて時速100マイル(約161キロ)の壁を破った野球の剛速球投手といえば、元大リーグのノーラン・ライアン氏です。彼の奪三振5714、ノーヒットノーラン7度という記録は、今も世界一です。彼は、足を胸の高さまで上げる独特の投球法で球威を上げました。
 このフォームを継いでいるのがプロ野球・東京ヤクルトの小川泰弘投手です。人呼んで「和製ライアン」。彼がこの投球法を身につけたのは、創価大学時代にさかのぼります。負けが続き、スランプに直面していた時のことでした。「小さい体を最大限に生かすしかない」と、フォーム改造に挑戦。躍動的な半面、足腰に負担がかかる困難な投球法を、過酷な練習で自らのものとしたのです。

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