2017年12月13日
オートファジー
昨年、大隅良典氏に贈られたノーベル医学・生理学賞。授賞理由となった研究テーマはオートファジーでした。これは「自食作用」と訳されます。人体は毎日約200グラムのタンパク質を作りますが、食事で摂取するのは70~80グラムだけです。足りない分、体内ではオートファジーで分解されたタンパク質がリサイクルされているそうです。
小学生時代、川や海で遊んだという氏。自然の事物に対する興味や疑問は尽きなかったそうです。やがて“ゴミ溜めの機能しかない”と考えられていた細胞の小器官・液胞を研究するようになりました。酵母の観察を続け、生物の重要な作用であるオートファジーを発見したのです。
小学生時代、川や海で遊んだという氏。自然の事物に対する興味や疑問は尽きなかったそうです。やがて“ゴミ溜めの機能しかない”と考えられていた細胞の小器官・液胞を研究するようになりました。酵母の観察を続け、生物の重要な作用であるオートファジーを発見したのです。