2017年10月11日

文化は友情の土台

 中国には、文化をないがしろにする態度を戒めた、こんな言葉があるそうです。「口先では『重要』、行う時には『次要』(二の次)、忙しい時には『不要』」。だが本来は逆である。
 文化は友情の土台であり、友好を切り開く〝武器〟となります。人間と人間であれ、国と国の関係であれ、それは同じです。米中対話の端緒を開いたピンポン外交(71年)、中国から上野動物園にやってきたパンダのブーム(72年)も、広い意味で「文化が開いた関係改善」といえましょう。  

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2017年10月10日

命の恩人です

 感動する話を一つ。「僕を救ってくれた命の恩人です」。結婚式の披露宴で新郎が紹介すると、一人の男性が立ちました。新郎は小学生の時、体育の授業で腹部を強打し、病院に搬送されました。肝臓破裂で出血も多量。生死の境をさまようも、手術が成功し、奇跡的に一命を取り留めました。その時の感謝を込め、当時の執刀医を晴れ舞台に招いたのです。
 祝辞に立つ執刀医。その言葉は意外なものでした。けがは、医師の経験からみれば極めて厳しい状態。だが幼い少年は懸命に耐え、見事に生還した。「彼は人間に備わる『生きようとする力』の逞しさを私に教えてくれました。その力を患者から引き出すことが、医療の役目であることに気づかせてくれたのです」と。そして最後に言った。「彼こそが私の恩人です」と。
 著名な心臓外科医のバーナード・ラウン氏は「私にとって何よりも偉大な教師は、多くの患者である」(小泉直子訳『治せる医師・治せない医師』築地書館)と記す。患者は“教師”――この言葉には人間への尊敬があり、向上の心がある。ともあれ他者に学ぼうとする人の、何とすがすがしいことでしょうか。  

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2017年10月09日

JR信濃町駅

 東京にある創価学会総本部の最寄り駅であるJR信濃町駅がきょう、開業123周年を迎えました。この駅は東京駅開業より20年早い1894年、甲武鉄道の駅として設けられました。今では毎日、2万7千人が利用しています。
 同鉄道(現・JR中央線)を建設したのは雨宮敬次郎。各地に多くの鉄道を建設し、日本中に自社の機関車を走らせた鉄道王として知られています。その実像は、結核を患いながらも、人々のために豪放磊落に突き進む“努力の人”だったそうです。
 「真に価値ある事業」について、彼は述べています。“30年か50年の仕事をして、それが自分と共に朽ちるようでは何になるか”“自分のやった事業が末代まで続けば、魂がとどまるから、自分は永久に死なない”と(『鉄道王 雨宮敬次郎 ど根性一代』東洋出版)納得!!  

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2017年10月08日

がんばれ東北!!

 日本製紙の石巻工場は、東日本大震災で壊滅的な被害に遭いました。4カ月を超える過酷な復旧作業で、ようやく一つのボイラーに火が入り、煙突から白煙が上がりました。震災前にはなじみだった光景です。
 それを目にした市民から、メールが届きました。――長い間、白煙が好きではなかったが、震災で煙が出ないのを寂しく思っていた。きょう、また煙が上がるのを見て、とても勇気づけられた、と(『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』早川書房)。復旧に格闘してきた従業員に、〝地域の皆さんのために〟との思いが募ったに違いありません。
 NHKドラマで脚光を浴びた三陸鉄道は、線路だけで約6㌔が津波に流されました。しかし震災から5日後、部分運行を始めたのです。列車を走らせることで、沿線の住民に〝安心〟を感じてもらいたかったからだ(『三陸鉄道 情熱復活物語』三省堂) がんばれ東北!!  

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2017年10月07日

帝王学の書

 古来、帝王学の書として読み継がれてきた『貞観政要』。その中に「創業は易く守成は難し」とあります。事業を継ぎ、守ることの難しさを説いた言葉です。
 「守成」の成否は、後継者が「創業の精神」をどう継承するかにかかっています。「創業の精神」という不変の出発点に立ち戻りつつ、創意工夫を重ね、たゆまぬ挑戦を続ける。そこから新たな発展も生まれるのです。  

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2017年10月06日

輪投げ

 秋の運動会シーズンです。高齢者のスポーツ大会では近年、競技としての「輪投げ」が人気だそうです。握力や腕力が鍛えられる上、微妙な力加減が脳の活性化やリハビリなどに有効という。楽しみながら老化防止ができる工夫の一つでしょう。
 お茶の水女子大学名誉教授の外山滋比古さんが「老いに負けない秘訣」を語っています。93歳の今もなお、評論家として精力的に執筆や講演活動を行っている外山さんは、体力の衰えと気力の低下を防ぐには、むしろ「忙しく生きること」だと答えています。あえて毎日の“仕事”をつくる。散歩、料理、人に会うなど手・足・口・頭を使うものがいい。その優先順位を考えながら、毎朝「予定」を書きだす。とりわけ「自分のためだけでなく、周りのものや、人のためになるようなことができれば最高」と。納得!!  

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2017年10月05日

希望の萌芽を感じませんか

 1990年代のユーゴ紛争後も、民族間の緊張が続くセルビア共和国。民族が違えば子ども同士も悪口を言い合う。そんな状況下、日本紛争予防センターによる「和解プロジェクト」が実施されました。
 同じ市に住む異なる民族の小学生が“協力して街を清掃する”というもの。まず街の地図を皆で作ります。それまで近づかなかった相手の居住地について質問が飛び交う。やがて一体感が生まれ、会えば仲良く立ち話をするようになりました。
 そうした姿をきっかけに大人たちにも変化が表れたのです。民族の異なる教員同士の交流が盛んになり、三つの小学校が共同で環境カリキュラムを考案したという(瀬谷ルミ子著『職業は武装解除』朝日新聞出版)
 心に深く刻まれた憎しみや敵対感情は、容易に消せるものではないでしょう。真の和解には、さらに長い時間と粘り強い取り組みが必要に違いありません。それでも、このプロジェクトには「人間は分かり合える」という希望の萌芽を感じませんか。  

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2017年10月04日

笑顔

 聖教新聞の写真には明るい表情の「顔」が多いと感じ、「何人の顔が載っているか」を数えた人の話を紹介します。
 1人、2人、3人……数える中であらためて気が付く。老若男女を問わず、生き生きとしている。それぞれに無二の味わいがあります。
 その人は語っています。「作っても作れない、自然にこみ上げてくる笑顔ですね」とも。信仰の喜びがにじみ出た、心からの笑顔だからだからです。戸田第2代会長は「聖教新聞には幸福への道が書かれている。こんな新聞はほかにはありません」と語ったが、紙面にあふれる笑顔は、その証左といえます。
 笑いにも、いろんな種類があります。作り笑い、独り笑い、照れ笑い……。人間の顔の中で最も美しいのは「真剣な顔」と「笑顔」だ、と言った人がいましたが、真剣に自他共の幸福を祈り、行動している人の笑顔は、人を引きつけてやまないのです。  

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2017年10月03日

次の勝利のための反省

 将棋ブームですね。プロ将棋の対局は、勝敗が決してもそこで終わりではありません。棋士は、対局後まもなく棋譜を振り返り、勝負をおさらいする「感想戦」に臨むのです。
 1手目から順を追い、互いの打ち方を研究する。敗者からすれば、傷に塩をすり込むようで、悔しさが募るばかりの時間に思えますが、一手一手を検討し、失敗した手を見いだすことが成長につながる。いわば「次の勝利のための反省」となるのです。  

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2017年10月02日

 都道府県のシンボルといえば、「木」「花」「鳥」などがなじみ深いですが、「石」はこれまでなかったらしい。そこで日本地質学会が昨年、ご当地で産出もしくは発見された岩石、鉱物、化石をそれぞれ“都道府県の石”に選定したそうです。
 化石のアンモナイト(北海道)、佐渡金山遺跡の自然金(新潟県)、東京駅の屋根にも使われたスレート(宮城県)……。選ばれた石を見ると、どれも各地域を象徴し、代表するにふさわしいものばかりです。  

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2017年10月01日

人間が人間である証し

 ボスニア・ヘルツェゴビナの首都に、〝サラエボの冬〟という国際芸術祭があります。来年2月で34回目を迎えるそうです。第1回は1984年。サラエボ五輪を記念して始まりました。
 90年代のボスニア紛争。武装勢力に包囲されたサラエボでは、一般人さえ狙撃されました。そうした過酷な状況下でも、芸術祭は毎年、市民の手によって続けられてきたのです。驚くべき歴史ですね。
 13回目に出演した、国際的ピアニスト・舘野泉氏は"感動を禁じ得なかった"と、述懐しています。〝文化・芸術が自分たちを支え、未来への力となり、人と人を結ぶことを、不条理な世界の中でも信じ続け、実現してきた人々がいるのだ〟と(『ひまわりの海』求龍堂)
 「文化」は、政治や経済の付随物ではありません。人間が人間である証しであり、目的なのです。  

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