2016年05月19日

本当に生きている

 著名な精神科医・神谷美恵子氏が書いています。〝本当に生きている〟という実感を得るには、「生の流れはあまりになめらかであるよりはそこに多少の抵抗感が必要」と。また、「生きるのが苦しい時間のほうがかえって生存充実感を強める」とも(『生きがいについて』みすず書房)
 氏は、結核と闘い、夫や病弱なわが子を支え、ハンセン病患者の治療に生涯をささげました。苦難に屈せず、気高き信念を貫いた人の言葉だけに、含蓄深いですね。  

Posted by mc1460 at 13:14Comments(0)TrackBack(0)つぶやき