2016年01月11日

心のアンテナ

 子どもを天才に育てる「魔法の言葉」とは?――作家で俳優の中谷彰宏氏の話に膝を打ちました。
 氏は幼少のころの思い出を交えて、答えました。それは「ナールヘソ」である、と。「なるほど」の意味で使うこの語、氏が面白いと思ったことを話した時、母親が必ず返してくれた言葉だという。
 これが、好奇心とコミュニケーション能力の二つを育ててくれたそうです。逆に、子どもの心をくじく三つの言葉は「それは、違う」「面白くない」「そんなこと、知ってるよ」だと、氏は語っています。確かに、子どもの〝大発見〟に対して素っ気ない対応では、喜びもやる気も半減します。
 この話には、子どもの教育だけでなく、大人の人間関係にも関わる教訓が含まれています。言葉一つで、相手をがっかりさせることもあれば、元気にすることもあります。こちらが「成長してもらいたい」「立ち上がってもらいたい」という心のアンテナをピンと張っていれば、どんな相手の話にも、共感をもって反応できるのです。  

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2016年01月10日

「足」を表すそうです

 新しい年もはや10日です。つい、年賀状の時期を逃してしまった人も・・・。せめて「寒中見舞い」を――そう考えている人もいるのではないでしょうか。
 寒中見舞いとは、寒さが一番厳しいころに相手を気遣う便りです。「舞」という楽しげな一字が入ることを不思議に思いましたが、「見舞い」には「見回る」「訪問する」という意味があり、「舞」の字の下半分は「足」を表すそうです。  

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2016年01月09日

就寝前の火の元の再点検

 冬季に多くなる災害の一つに「火災」があります。出火件数は2004年(平成16年)以降、緩やかな減少傾向にあるそうですが、火災による死者の発生は、1月をピークに、冬季に集中します。時間は、未明の午前2時から午前5時にかけてが多い(平成26年版「消防白書」)。これは、家人が熟睡しており、当事者はもちろん、人通りが少なく周囲の発見も遅れるためです。
 火災はひとたび発生すると、風向き次第で被害が大きくなります。現代のような消火設備のない昔は、町を壊滅させる災いとして恐れられました。江戸三大大火の「明暦の大火」では、折からの強風で被害が広がり、約7万人もの死者を出しています。
 寒いため火を使いやすい、強い冬の季節風が吹きやすい――火災発生の条件として、冬には最も危険な要素がそろっています。ストーブ火災で、過去5年間に起きた748件の約7割は「電気ストーブ」でした。火が見えないからといって油断はできません。互いに注意の声を掛けていくこと、就寝前の火の元の再点検が欠かせません。  

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2016年01月08日

危険性がある

 ブリザード(暴風雪)に、ホワイトアウト(視界不良)。これは通常、極地や雪山でしか見られない特異な自然現象です。
 こうした雪害は、メディアで大きく報じられます。だが北国では、雪が降らなくても吹雪になることがあります。それは、積もった雪が舞い上がるほどの強風で、晴れていても横なぐりの雪のようになる「地吹雪」という状態です。海沿いや広大な田園など、風が強くなりやすい地域では、常に地吹雪の危険性があるのです。  

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2016年01月06日

民衆の不屈の建設の歴史

 福島・宮城県の被災地の歴史史料を残すプロジェクト。これは地震、津波で被災した民家の蔵などから、古文書を救出し、デジタル画像で残そうという作業です。
 プロジェクトのリーダーが語っています。「過去の歴史から、未来の希望を発見する作業です」。例えば1611年12月、マグニチュード8・1の地震が起き、北海道から三重県までが被害を被った。岩手県の田老と大船渡では津波が20メートルに達したと推定されている。ところが、宮城県で発見された古文書から、この時、津波に襲われた地域で、数年後には新田の開発が進んでいた、ということが分かった。史料からうかがえる、民衆の不屈の建設の歴史――それは、今、被災地の人々にとって、未来への希望となる事でしょう。
  

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2016年01月05日

子供たちが懸命に走っているのをみると

  箱根駅伝をテレビで観戦しました。一心不乱に、ただ前だけを見て懸命に腕を振り、足を運ぶ。舞台の大小、順位の前後にかかわらず、その姿に人は、心を打たれます。苦楽を共にした仲間、健闘を祈る友の思いを胸に、必死に走るさまに、人生を重ねるからでしょう。
 詩人・中桐雅夫氏の作品「母子草」の一節。「だれでも経験があるだろう、運動会で子供たちが懸命に走っているのをみると眼がうるむのだ、自分の子でもないのに」(詩集『会社の人事』晶文社)
  

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2016年01月04日

周囲の力添えがあることを・・・・・

 古来、「天下の険」といわれた難所を舞台に、世界遺産の富士が見守る中、新春恒例の駅伝ドラマが今年も繰り広げられました。
 箱根駅伝では、東京、川崎、横浜の都市部から湘南の海沿い、箱根の山を往復する選手たちへ、ほとんど絶え間なく沿道から声援が送られます。新鋭の1年生、最後の競技となる4年生、その疾走、快走、苦痛に顔をゆがめながらの力走にも、若い命のほとばしりを皆でたたえ、励ます良き伝統となっています。
 出場できなかったメンバーが、給水係として支える姿もありました。駅伝も青春も、そして人生も、最後は自分に勝つ戦いである。だが、その栄冠をつかむ人には、必ず周囲の力添えがあることを忘れないようにしましょう。  

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2016年01月03日

本物の広布のリーダー

 「生命力を奮い起こし、同志のため、後輩のために、真剣に尽くさなければならぬ。さなくんば、師のもとにいる価値がない」「教学だ。勉強だ……勉強しゆくものは、必ず勝つであろう」。これは1958年(昭和33年)の新春、齢三十の創価学会・池田名誉会長の決意です。恩師の薫陶を全力で受け止め、友のため、学び、動く。知力と実践力をフル回転させて進む、青年の覇気がみなぎる。以来、半世紀。その覇気を貫かれての歳月でした。
 「信じる」ことと「納得する」こと――両者相まってこそ、揺るぎない前進も可能となります。終戦の年、戸田第2代会長は生きて獄舎を出た。自宅へ戻り御本尊の相貌を見つめる。「このとおりだ。まちがいない」。獄中で体験した「虚空会の儀式」が、厳然と認められている。歓喜が五体を貫いた。それは、そのまま広布への決意に昇華した(小説『人間革命』第1巻「黎明」の章)
 頭で理解し、わかったつもりになってはいけない。他方、盲信や軽信に陥ってもならない。「信は理を求め、求めたる理は信を深からしむ」とは、恩師の指針です。知力と実践力と大信力を駆使しての前進が、創価の真骨頂なのです。その敢闘の中にこそ、本物の広布のリーダーは育ちます。  

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2016年01月02日

精神の時代

 世界的な宗教学者のコックス博士の著『信仰の未来』。ここには20世紀半ば以降の50年を、“人々が教条的な教義から脱却し、普遍的な精神の価値を求める「精神の時代」”と捉え、その模範として創価学会に言及しています。
 その理由をコックス博士自身が対談した「池田SGI会長の振る舞いを通して、『精神の時代』を象徴する、仏教ヒューマニズムの実践の真髄に触れることができた」からだと語っています。  

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2016年01月01日

次のステップである

 最新の脳科学の研究でも、恋愛などより、「利他の行動」から得る快感の方がずっと大きいことが分かりつつあり、その快感は、他者の評価の有無によっても変わらないとする見方がある(『脳科学からみた「祈り」』中野信子著、潮出版社)
 米国の大経済学者・ガルブレイス博士は、創価学会の池田名誉会長との対談で、成長への道を見失った日本人にメッセージを贈っています。「この空白を『人生で真に達成する価値のあること』で満たすことが、次のステップであると自覚しなくてはいけない」「日本こそ、それができる国です」と。
   

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