2016年01月17日
原点を忘れず
司馬遼太郎原作の「坂の上の雲」。ここには明治時代、近代国家の建設へ青雲の志を胸に駆けた青年たちの姿が描かれています。
明治38年、日本は日露戦争に辛勝。だが昭和に至り、無謀な侵略戦争へと進んで破滅しました。その要因として指導者の傲慢、組織の硬直化等の問題が指摘されています。時代を開いた建国の父たちが国の行く末を見つめ、全力を挙げていた時代はよかった。しかしそれがなくなると亡国への坂を落ちてしまったのです。
建設は死闘、破壊は一瞬。この歴史は建設と共に「継承・発展」の難しさを教えています。草創のエネルギーを持ち続ける組織は、永遠に発展します。だが世代交代と共に、そうした力は失われがちです。だからこそ原点を忘れず、精神性を継承する努力が重要となるのです。
明治38年、日本は日露戦争に辛勝。だが昭和に至り、無謀な侵略戦争へと進んで破滅しました。その要因として指導者の傲慢、組織の硬直化等の問題が指摘されています。時代を開いた建国の父たちが国の行く末を見つめ、全力を挙げていた時代はよかった。しかしそれがなくなると亡国への坂を落ちてしまったのです。
建設は死闘、破壊は一瞬。この歴史は建設と共に「継承・発展」の難しさを教えています。草創のエネルギーを持ち続ける組織は、永遠に発展します。だが世代交代と共に、そうした力は失われがちです。だからこそ原点を忘れず、精神性を継承する努力が重要となるのです。