2016年01月09日
就寝前の火の元の再点検
冬季に多くなる災害の一つに「火災」があります。出火件数は2004年(平成16年)以降、緩やかな減少傾向にあるそうですが、火災による死者の発生は、1月をピークに、冬季に集中します。時間は、未明の午前2時から午前5時にかけてが多い(平成26年版「消防白書」)。これは、家人が熟睡しており、当事者はもちろん、人通りが少なく周囲の発見も遅れるためです。
火災はひとたび発生すると、風向き次第で被害が大きくなります。現代のような消火設備のない昔は、町を壊滅させる災いとして恐れられました。江戸三大大火の「明暦の大火」では、折からの強風で被害が広がり、約7万人もの死者を出しています。
寒いため火を使いやすい、強い冬の季節風が吹きやすい――火災発生の条件として、冬には最も危険な要素がそろっています。ストーブ火災で、過去5年間に起きた748件の約7割は「電気ストーブ」でした。火が見えないからといって油断はできません。互いに注意の声を掛けていくこと、就寝前の火の元の再点検が欠かせません。
火災はひとたび発生すると、風向き次第で被害が大きくなります。現代のような消火設備のない昔は、町を壊滅させる災いとして恐れられました。江戸三大大火の「明暦の大火」では、折からの強風で被害が広がり、約7万人もの死者を出しています。
寒いため火を使いやすい、強い冬の季節風が吹きやすい――火災発生の条件として、冬には最も危険な要素がそろっています。ストーブ火災で、過去5年間に起きた748件の約7割は「電気ストーブ」でした。火が見えないからといって油断はできません。互いに注意の声を掛けていくこと、就寝前の火の元の再点検が欠かせません。