2015年05月12日

フランスの画家ミレー

 フランスの画家ミレーは、パリの南約60㌔のバルビゾン村に住み、農民の日常の暮らしなどを描きました。「落穂拾い」や「種をまく人」などの作品が有名です。
 農民の素朴さを丹念に描く画題を、しかし当時の美術界の権威だったサロン・ド・パリ(官展)は野蛮と評しました。そんななか、ミレーは「我々は、いかなる所から出発しても、崇高に至ることができるし、目標が大きければ、うまく表現することができる」(『ミレーの生涯』井出洋一郎監訳)と、農村を描く誇りを持ち続けたのです。  

Posted by mc1460 at 11:32Comments(0)TrackBack(0)つぶやき