2013年01月26日
無視と不作為
今から52年前の1961年。ベトナム情勢は緊迫していました。"いずれ世界を震撼させる事態になる"当時、そう進言する識者らの声を米国首脳は一蹴しました。やがて勃発したベトナム戦争は泥沼化へ。米国は対外的にも国内的にも大きな痛手を負ったのはご存知のとおりです。“ほかに大きな問題があるのに、小さなことに関わっていられない”。当時の首都ワシントンには、こうした空気が蔓延していました。
ジャーナリストのハルバースタムは、名著『ベスト&ブライテスト』(朝日文庫)で、米国がベトナム問題への対処を誤った原因の一つに、この「無視と不作為」を挙げています。小事をおろそかにすると、大事を見失う。これは万般に通じる鉄則です。事故、病気、仕事の失敗等々、これらにも必ず小さな前兆があります。それを見逃さず、的確に対処する姿勢が、勝利と成功には欠かせない対処方法です。
ジャーナリストのハルバースタムは、名著『ベスト&ブライテスト』(朝日文庫)で、米国がベトナム問題への対処を誤った原因の一つに、この「無視と不作為」を挙げています。小事をおろそかにすると、大事を見失う。これは万般に通じる鉄則です。事故、病気、仕事の失敗等々、これらにも必ず小さな前兆があります。それを見逃さず、的確に対処する姿勢が、勝利と成功には欠かせない対処方法です。