2013年01月25日

幸福感

 大震災を経験し、幸せの在り方を見直す機運が日本社会に広がっています。「絆」という言葉の“再発見”しかり。はや2年前になりますがブータン国王夫妻の来日が話題を呼んだのも、この国が国づくりの指標とする「国民総幸福量」と関係している事でしょう。
 心理学でも「幸福とは何か」という研究テーマが近年、話題だそうです。それについて、こんな実験が紹介されていました。集団を三つに分け、それぞれ9週間、①感謝したこと②面倒だったこと③起こった出来事、を記録させます。最も満足度が高く、かつ健康状態も良いのは「感謝したこと」を記録する集団でした。また、「人に親切にしたこと」を記録するグループと、何もしないグループでは、前者の方が幸福感が高かった(『幸せを科学する』大石繁宏著、新曜社)そうです。一方、幸福感の低い人には、他者と比較して自己評価を下す傾向が強いことも、同書では紹介されていました。

幸せを科学する http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1154-5.htm  

Posted by mc1460 at 11:16Comments(0)TrackBack(0)つぶやき