2013年01月23日

葛飾北斎

 世界の美術史の上で、画期的発見がありました。フランス国立ギメ東洋美術館に所蔵されていた絵画が、葛飾北斎の直筆であることが鑑定された事です。北斎は、90歳で没するまで絵を描き続けました。鑑定された絵は「龍」が描かれていますが、「九十」という文字が記され、90歳、最晩年の筆と判明しました。
 北斎には「雨中の虎」という傑作があります。今回の「龍」と並べてみると、にらみあっていました。何と龍虎の一対を完成するために、最晩年に龍を描いたのです。巨匠の人生の完成にふさわしい絵画ですね。  

Posted by mc1460 at 11:40Comments(0)TrackBack(0)つぶやき