2013年01月19日

 城の多くは個性的な別名を持ちます。兵庫の姫路城は優美な「白鷺(しらさぎ)城」。隣県の岡山城は「烏城」と親しまれ、剛健な黒さが強調されています。白と黒を併せ持つのが、島根の松江城。天守閣の美観から「千鳥城」ともいわれています。古来、築城には人柱の悲しい伝説がつきまとっています。松江城にも、そうした話があり、作家・小泉八雲が書き残しています。
 その一方、松江城の天守には、他の城には例のない「寄木柱」という強固な柱が百本以上、現存しています。これは、松の一本柱の周囲を板で寄せ合わせて囲み、かすがいで留め、金輪で締めて太い柱にしたもの。通常の柱より強度が優れるそうです。  

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2013年01月19日

中心者の率先の行動

 巨人V9時代の敵将の一人・野村克也氏は、巨人の9連覇の最大の原動力として、王、長嶋両氏の野球への姿勢を挙げています。理由として、王氏は球界を代表する本塁打王となっても毎日、師匠の下で素振りを重ねた。長嶋氏も血を吐くほどの努力を貫いたという事実を挙げて。
 当時の控え選手が野村氏に語ったそうです。「王、長嶋は“鏡”だった。練習でも目一杯やる。だから自分たちも、うかうかしていられない。」彼ら以上にやらねばならなかった、と(『巨人軍論』)。二人のひたむきさは、成績以上の影響をチームに与えていたのは巨人の9連覇が証明しています。
 「力ある人」が、さらに努力する。それにより周囲も大きく鼓舞されます。その意味で、中心者の率先の行動が大切です。その情熱、執念は、組織全体の前進の力となる事でしょう。  

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