2012年11月20日

トルストイ

 きょう11月20日は、ロシアの文豪トルストイの没後102年にあたります。今でこそ「文豪」として尊敬を集める彼ですが、晩年は、厳しい誹謗・中傷を受けていました。それというのは、彼の平和主義や博愛主義は、正しすぎるがゆえに、当時の専制政治や宗教権力にとって「危険物」「一大害物」とされ、彼自身も「国賊視」されていたからです。
 しかしトルストイは微動だにしませんでした。「悪口を言われたり、侮辱されたりしたら、喜ぶがよい。褒められたり、持ち上げられたりしたら、心配せよ」と(小沼文彦訳)喝破しています。  

Posted by mc1460 at 11:08Comments(0)TrackBack(0)つぶやき