2012年08月11日

親が鏡

 厚生労働省が2001年生まれの子どもを対象に、継続して実施している調査によると、1カ月間に絵本や児童書を8冊以上読む子どもの割合は、母親が1冊(文庫・単行本)しか読まない場合は22・3%だそうです。
 一方で、母親が読む冊数が増えれば、子どもの読書量も増加する結果が出ました。父親も同様の傾向という。親の読書習慣が子どもの読書量に影響する、と言えましょう。
 教育評論家の親野智可等氏は、読書や習い事など、「親が子どもに何かをやらせたいならば、親が工夫すること」と指摘しています。ともすると、子どもに「あの本、もう読んだの?」と聞いてしまいがちです。しかし、読ませたい本があれば、まず自分で読んで、子どもが興味を持てるよう、感想を語っていきたいものです。親が鏡ですね。  

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2012年08月10日

変化の連続

 平凡のように見えたとしても、一日として同じ日はありません。ならば、一日として同じ自分でもありません。すべての現象は変化の連続です。
 自然界もそうです。鴨長明は『方丈記』に記しています。「往く河の流れには絶えまもないが、それでいて、水はつねにもとの水ではない。淀みに浮かぶ水の泡も、消えたかと思うとまた結んで、長く姿をとどめるためしはない」(現代語訳)
 「生きるとは、ゆっくり誕生することだ」。作家のサン・テグジュペリが『戦う操縦士』(みすず書房)で、そう綴っています。ゆっくり誕生するということは、自分で日々“新しい自分”を創造していくことであり、変化していくことです。きのうより、きょう、そして明日へ“新しい自分”を築いていきたいものです。  

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2012年08月09日

模擬原爆

 今日は長崎原爆の日。6日は広島原爆の日でした。しかしアメリカは戦争に勝つために、こんなにも用意周到だったのですね。終戦直前、広島・長崎以外の約50カ所に「模擬原爆」が落とされ、多くの死傷者を出していたことは、あまり知られていませんが真実です。
 この「模擬原爆」は長崎型原爆とそっくりで、中身は火薬でした。いわば、市井の庶民を実験台にした、大量殺戮の予行演習だったのです。
 勝つためには手段を選ばす、戦争がどれほど人間を狂わすか。絶対に忘れてはならない出来事です。  

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2012年08月08日

どう褒めますか?

 子どもが部屋を片付けた時、どう褒めますか? 「部屋がきれいだね」。それとも「片付け上手だね」。
 紹介した二つは微妙に違います。前者は事実や結果だけを見ていますが、後者は行為や過程を見ており、「もっと上手に」とのやる気につながります。「これが『褒める』ということの意味」だと、明治大学の齋藤孝教授は指摘しています(『1分 で大切なことを伝える技術』PHP新書)
 齋藤教授は、さらに日本には賞賛文化こそ必要と述べ、”1日3人、それぞれ1分間以上、褒めよう”と提案しています。この提案、実際にやって みると難しいことが判ります。相手を深く思っていなければ、1分という時間は持ちません。まして、「やる気」を引き出すことは至難な作業です。  

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2012年08月07日

一念の大切さ

 弟子が弓の稽古で二本の矢を用意した。すると師匠は「初心者が二本も持つと、後の矢に頼って、一本目が疎かになる。一本で的中させることを考えなさい」と諭した(吉田兼好『徒然草』)
 弓矢といえば、中国・漢の時代の石虎将軍の説話も有名です。これは虎に母親を殺された将軍が、その虎を見つけ、仇討ちの一矢を放ち、見事、射抜く。しかし、よく見ると、それは虎の形に似た石だった。その後、将軍は何度も矢を放ちましたが、再び刺さることはありませんでした。“この一矢で絶対に仕留めてみせる”との強き心が、石を射抜かせたといえます。
 二つに共通する教訓は、一念の大切さです。同じ行為でも、そこに込められた心の強弱によって結果は大きく変わってきます。  

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2012年08月06日

伝え残さねばならない真実

 「約14万人」――67年前の今日、広島への原爆で瞬時に尊い命を奪われたと推計される数です。この数字から、何が想像できるのでしょうか。破壊力か。それとも恐怖か。はたまた権力の愚かさか・・・・。
 人それぞれに人生があります。親があり、子があり、友人がいます。将来の夢も・・・・・・。あの日、それが一発の爆弾で消え去りました。しかも、いまだに「生き残った」ことへの罪悪感を消せないでいる被爆者がいます。筆舌に尽くせぬ差別に泣いた人もいます。
 一方で、原爆の惨劇を知らぬ世代が、確実に増え続けています。憂うべきは風化であり、無関心です。だからこそ、伝え残さねばならない真実があります。  

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2012年08月06日

伝え残さねばならない真実

 「約14万人」――67年前の今日、広島への原爆で瞬時に尊い命を奪われたと推計される数です。この数字から、何が想像できるのでしょうか。破壊力か。それとも恐怖か。はたまた権力の愚かさか・・・・。
 人それぞれに人生があります。親があり、子があり、友人がいます。将来の夢も・・・・・・。あの日、それが一発の爆弾で消え去りました。しかも、いまだに「生き残った」ことへの罪悪感を消せないでいる被爆者がいます。筆舌に尽くせぬ差別に泣いた人もいます。
 一方で、原爆の惨劇を知らぬ世代が、確実に増え続けています。憂うべきは風化であり、無関心です。だからこそ、伝え残さねばならない真実があります。  

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2012年08月05日

聴く力(傾聴)

 人間のコミュニケーションで重要なものは何んでしょうか? わかりやすく話す力――それも大切です。でも、一方通行でない対話のために必要なのは「聴く力」ではないでしょうか。
 聴く力(傾聴)のポイントは、相手を尊重した聴き方をすることです。具体的には(1)相手の目を見る(2)相づちを打つ(3)微笑みを忘れない(4)「~だったんですね」と相手の話の内容を繰り返す、などです。
 実際に、こうした反応をする相手に話をしてみた体験です。確かに「自分に共感してくれている」と思うだけでも話しやすい。反対に無表情・無反応な人に話すほど、苦痛なことはない。真剣に「聴く」ことは、相手の人格を尊重することに通じます。  

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2012年08月04日

母親を大事にしなきゃいかん

 被爆67年の夏。日本原水爆被害者団体協議会の坪井直代表委員の話です。あの8月6日、広島で熱線を浴びた坪井さんは、治療を求めて歩き続けるが、力尽き意識を失いました。幸いにして救助され、離島の似島に運ばれていったそうです。
 一方、離れ離れになった母は必死に息子を捜していました。そして、似島に負傷者が運ばれたとの情報を聞き、やっとの思いで似島にたどり着く事ができました。だが、似島には1万人もの死傷者であふれかえり、なす術もありませんでした。ついに母は大声で息子の名を叫び始めたそうです。その母の声に反応し坪井さんは無意識にも『ここにおる』と手を上げたらしいと、当時を振り返っています。
 そして、あの母親の声がなければ、今ここにはおらん、と坪井さん。 そして力を込め「母親を大事にしなきゃいかん」と。  

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2012年08月03日

戦争のない世界

 デンマークの陸軍大将であったフリッツ・フォルム。彼が考え出した戦争絶滅への法案は、じつに興味深いものがあります。
 まず戦争開始から10時間以内に、まず、国家元首および、その親族(16歳以上の男性)を兵士として戦地に送り込む。続いて、大臣、官僚、戦争に反対しなかった国会議員が、戦場へ向かう――という内容です。
 戦争の犠牲となるのは、つねに庶民です。一方、戦争の決定をくだす側の権力者たちは、生命の危険にさらされることはありません。フリッツ・フォルムはだからこそ、権力の大きい順から兵士として動員すれば、戦争の可能性は小さくなると考えました。軍人の提案だけに、説得力があります。
 権力を行使して、戦争を起こすのも人間であれば、平和を創造するのも人間です。戦争のない世界を、どう築いていくか。一人一人の人間の生き方が、今こそ問われています。  

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2012年08月02日

ニュートンの逸話

 科学の巨人といわれるニュートンの逸話に「驚異の年」の話があります。それは1665年から66年の1年余のことを言います。この間、彼は研究に没頭していました。ノートには1ページに2千余の細かい数字が並ぶ個所もありました。
 万有引力の法則をはじめ、数学、力学、光学の偉大な発見のほとんどが、この短期間に結実しています。これらの成果を見れば「驚異の年」と呼ばれる理由も判ります。さらに驚く事なかれ研究の場所は大学ではなく家でした。なぜという疑問が湧きますが当時、英国にペストが流行していました。その為、ケンブリッジのカレッジも閉鎖され、ニュートンは家に戻るしかなかったのです。自宅を研究室として、小さな書斎と本棚を作り、「あれほど数学と哲学に頭を絞ったことは、あのとき以来ない」と言うほど集中した(『ニュートンの海』NHK出版)と。
 短期間でも偉業は果たせます。どんな環境でも創意と工夫、集中力で仕事は成就します。それを可能にする力が人間にあることをニュートンの逸話は示唆しています。  

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2012年08月01日

間近に見聞

 トルストイの青春は、悪戦苦闘の連続でした。トルストイは名門貴族の家に生まれ、大学に進むも、成績は振るわず中退。若くして領地経営に取り組み、農奴の解放を志すも、あえなく挫折。モスクワの都会生活にはまり、揚げ句、借金返済にも苦しみました。
 そこで、生活を立て直そうと克明に「規則」を作成します。が、守れず、自己嫌悪に陥ります。迷走の末にたどり着いたのが「文学的創作」でした。それまで周囲も本人も、そのたぐいまれな才能に気付かなかったそうです。
 それに磨きをかけたのは、チェチェン紛争を間近に見聞したことでした。彼は、ロシア兵の勇気に目を見張り、さらにチェチェン人とも親しく付き合います。そこで得たのは「民衆の再発見」でした。――若き文豪の魂の歩みを、藤沼貴氏の著『トルストイ』(第三文明社)は丹念に描き出しています。  

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